令和4年度 展覧会のご案内




速水御舟 《小春》 明治43年



4月6日(水)〜7月3日(日) 
  
所蔵絵画展  あなたが選ぶ桑山美術館ベスト30


 2011年の開館30周年記念展で実施したリクエスト展を10年後の昨年に再度開催予定でしたが、一昨年の緊急事態宣言に伴う臨時休館で準備期間が足りず、今年開催します。前回同様ご来館者が所蔵品リストから好きな作品(軸装1点、額装1点)を選んで投票した結果、獲得票数の多かった作品で構成されます。
 
 速水御舟が16歳になる年の3月、展覧会に初出品し入選した《小春》をはじめ、生涯にわたり自然豊かな日本の風景を描いた川合玉堂の《嶋之春》、雲海の彼方に屹立する富士山を描いた横山大観《霊峰春色》のほか、東西美人画の巨匠・鏑木清方と上村松園など近代日本画を代表する画家の作品に加え、昨年の日本画展で展示された水墨作品も数点含まれ、派手さはないものの味わい深い作品が選ばれました。
 
 また作品と共に選んだ理由や感想などのコメントを添えて展示しますので、投票に参加されなかった方も、他者の意見や感想に共感したり、意外に感じたりと刺激を受けることで作品鑑賞の幅が広がるのではないでしょうか。

 おかげさまで開館40年を過ぎましたが、今まで支えていただいたご来館者への感謝の意を表すとともに、この展覧会が身近な美術館として親しんでいただけるような機会になれば幸いです。


9月7日(水)〜12月4日(日) 
  
 
所蔵茶道具展『桑山美術館所蔵品選』より


   
   
    黄瀬戸茶碗
牡丹花肖柏筆 《懐紙》 室町時代後期   《黄瀬戸茶碗》 桃山時代
  開館20周年を記念して発行した図録『桑山美術館所蔵品選』には当館を代表する絵画35点、茶道具57点、現代陶芸8点の計100点が掲載されています。例年の茶道具展ではテーマを設定し、その内容に応じた道具をご覧いただいておりますが、今回は掛物から花入、茶器、茶碗などの茶道具57点を展示いたします。

 画像左の掛物は、宗祇より古今伝授を受けた室町時代の連歌師・牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)が、神事や祭礼、参詣の際に詠んだ神祇歌が濃墨で伸びやかな筆遣いとなります。
また、黄瀬戸の筒茶碗は本来、向付のような高級食器として作られたと考えられています。底の高台はわずかに付く程度、また肌の色は「油揚手」に属すやや渋めのある黄色で、胴部中央三か所の線刻文にはタンパン(銅緑釉)が点じられ、内部に通り抜けた「抜けタンパン」は見どころの一つとなります。
 
 このように今回は一点ずつ作品をご覧いただき、時代を経て現代に伝わった茶道具から愛用した人々の美意識や、作品ごとの技法や意匠など様々な観点から鑑賞していただきたいと思います。




令和5年1月7日(土)〜2月5日(日)
 
 
新春展 
現代陶芸 −昭和の名匠を中心に−
 
 新春展では現代陶芸の中でも主に昭和に活躍した陶芸家の作品を展示します。

 桃山時代の志野の再現に取り組んだ荒川豊蔵や瀬戸の加藤唐九郎をはじめ、備前の金重陶陽、萩の三輪休和、唐津の中里無庵など、いずれも古陶磁の魅力に触発され、発掘調査などをもとに桃山陶の再現に取り組み現代に活かした陶芸家が中心となります。当館の現代陶芸は茶の湯に用いられる器が多く、茶碗や花入、水指など、時代を経た茶道具を彷彿とさせながらも、新たな感覚で作家の個性が感じられると思います。
 
 また民芸運動の実践者であった濱田庄司や料理に調和する器を追求した北大路魯山人、さらに瀬戸で伝統や実用から脱却し、新鮮な感覚による造形作品で知られる河本五郎や加藤清之などの陶芸作品も含まれます。当館を代表する現代陶芸の数々をぜひご覧ください。
 

*参加型ギャラリートークのご案内 

 絵画を見る楽しみは人それぞれです。しかし「絵の楽しみ方って?」「私の見方は正しいの?」などの思いを抱きながら、美術館で絵画作品に向かい合っていることはありませんか。また作品と向き合っても美術館側が提供するパネルや音声の解説を作品に照らし合わせて確認しているだけで、自分だけの感性で鑑賞してみたいと思いませんか。
 当館でのギャラリートークは、学芸員自身が上記のような絵画鑑賞への疑問や不満を解消できないかとの思いから毎年開催しています。まずは予備知識を持たず作品をじっくり見て、好きか嫌いか、なぜそう思うのかを参加された方々に尋ねることからからトークが始まります。他者の意見や感想からは、共感したり異なる感性に驚いたりと新たな解釈に触れる楽しみもあります。最後にトークの総括として、作品の背景や作者について学芸員が説明しますが、参加者が何気なく感じたことが作品の本質に迫ることもあります。気楽におしゃべりを楽しみながらご一緒に作品を鑑賞しませんか。
ギャラリートーク
ギャラリートーク 茶道具 *参加型ギャラリートーク (茶道具展) 

 茶道具は自由な解釈は難しいと思いギャラリートークは実施していませんでしたが、「ぜひ茶道具展でも」というご要望があり2016年から始めました。
 しかし単に説明を聞くだけの受け身ではツマラナイ、ということで参加された方にも発言を促すような問いかけを行い、絵画展のように気楽な雰囲気で会話を通じて作品の見所などを皆様とともに探ってみました。時代を経て伝えらえた茶道具には、茶の湯の歴史や流行によって好みが変化するものや、一貫するもの、また過去の茶人によって愛蔵されたものなど多くのことを語りかけてくれます。
 皆様と共にそれらの声を引き出し耳を傾ける機会になれば幸いです。
*フラワーアレンジメント教室のご案内

〔日 時〕 毎週水曜日  
        午前の部:11時〜12時30分  
        午後の部:1時30分〜3時

〔場 所〕 桑山美術館 別館1階多目的ホール

※入会金は無料です

自由参加制につき都合に合わせてご参加できます
フラワーアレンジメント作品  フラワーアレンジメント作品
受講生作品(2007年3月7日) 受講生作品(2007年3月14日)

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