所蔵茶道具展   茶室の室礼 −歳時と趣向−

2024年  9月7日(土)−12月8日(日)


 室礼(しつらい)は平安時代、宴などハレの日に調度類を置いて室内を装飾したことに始まり、中世には現在の床の間の前身とされる押板に絵を掛け、燭台や香炉、花瓶を置いた儀礼的な座敷飾りが行われました。さらに初期の茶の湯では座敷飾りの作法が整えられ、侘び茶に移行しても床には掛物と花を飾る慣例が継承されています。
 今回の茶道具展では、亡き人を偲ぶ「追善茶会」と「米寿の祝賀茶会」、さらに茶壺に入れた残り少ない茶をはたいて10月頃に催す侘びた風情を楽しむ「名残の茶会」と、11月頃に新茶が詰められた茶壺の封を切る茶人の正月ともいわれる「口切の茶会」の計4席の茶会を想定しました。茶会の趣向のほか、広間と小間、また設定した時期の季節に即した点前道具の取り合わせと共に、各茶会に適した調度品もご覧いただきます。
 茶会を催す亭主の視点で、また招かれた客の気分でお楽しみください。
   
   呂宋茶壺 福岡宮内旧蔵 明時代
  
  
    古染付人物絵水指 明時代後期    与次郎作 大阿弥陀堂釜 桃山時代 
  時代散蓮華文蒔絵経箱     

 開館時間  午前10時〜午後4時

 休館日   月曜日[祝日の場合開館] 9月17日(火) 24日(火) 10月15日(火) 11月5日(火) 30日(土)

 入館料   一般800円(700円) 中・高・大学生500円(400円)※2024年4月より料金改訂
          
*(  )内は20名以上の団体料金
          
障がい者手帳お持ちの方および同伴者1名は無料

  後 援   愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・中日新聞社

◎講座のご案内 「自分で作る帛紗」

濃茶の際などに用いる出帛紗を作ってみませんか。講師が丁寧にお教えしますのでお気軽にご参加下さい。
裂地は当館でご用意しますが、お持ち込みいただいても結構です。


・日時  11月24日(日) 13時〜15時

・講師  丸山宗翠 氏
(遠州流茶道教授)

場所
  当館 別館2階「立礼席」

・参加費 3,000円(入館料・材料費含む)

・持ち物 裁縫道具(糸切はさみ、縫い針、待ち針、チャコ)
     30p定規

・定員  20名(定員になり次第締切)

・申込み お電話(052-763-5188)にて受付  

◎体験してみよう 小間席で薄茶 のご案内 

名古屋お茶会スタンプラリーの対象茶会です。
広間や立礼席とは異なる、侘びた趣の茶室での一服となります。


日時   11月30日(土) 10:30〜、11:10〜、
       12:30〜、13:10〜、13:50〜、14:30〜 6席

・場所   当館庭園内 「青山」(四畳半中板)

・参加費  2,000円(入館料込み) 

・定員   各席6名(定員になり次第締切) 

・申込み  お電話にて受付
       (申込時に振込先をお知らせいたします)  

※各席とも定員に達しましたので受付終了しました         

●ギャラリートークのご案内

展示室にて学芸員が作品の見所などをご紹介します。
終了後に資料をお渡しいたしますが、途中からの参加や退出でも構いません。
事前の申し込みは不要なので、ご都合のよい方はお気軽にご参加ください。
ご一緒に鑑賞を楽しみましょう。

・日時  10月27日(日)、11月9日(土)
      13:30〜14:30頃



年間パスポート販売のご案内(2000円) ※2024年4月より料金改訂
 

1年間に何度でもご入館いただけるパスポート(入場券)のさらなる特典として

1.ご同伴者の入館料は100円割引 2.年3回ごとの展覧会案内ハガキをご送付

3.提携美術館にて入館料割引
(昭和美術館・古川美術館・豊田市美術館・岡崎市美術博物館)

4.パスポート会員限定の当館学芸員による講座へのご参加
 (以下は過去のテーマ・毎年1月末〜2月初に開催)

 第1回 「掛物の鑑賞と扱い」 第2回 「見て触れて・備前の器」 

 第3回 「見て触れて・多彩な菓子器」 第4回 「見て触れて・茶入と薄茶器」  

 第5回
 「茶席の掛物」 第6回 「もっと知りたい 川合玉堂  第7回 「見て触れて・唐津の器」

 
第8回 「見て触れて・茶碗の見どころ発見」

※受付で申込用紙に必要事項をご記入の上、当日発行します


※新型コロナウィルスウィルス感染予防のお願い

<以下に当てはまる方はご来館をお控えください>

1.体調がすぐれない方および37.5度以上の発熱や咳、くしゃみなど風邪の症状が見られる方

2.ご家庭や職場、学校などで新型コロナウィルスの感染者またはその疑いのある人との濃厚接触があった方

<館内でのお願い>

・換気のために一階展示室内の自動ドア、庭への通用口、屋上への通用口を開放します。

・展示室では他の方との間隔をあけてご鑑賞いただき、大声での会話はお控えください。

・洗面所にて手洗いや、受付付近のエタノール消毒液をご利用ください。

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