2022年開催
        開館40周年記念 あなたが選ぶ桑山美術館ベスト30 

投票受付中!! (メールフォーム

 
 当館では2011年に開館30周年を記念し左記チラシの展覧会を開催しました。
その内容は、前年(2010年)にご来館された方々が作品リストから好きな作品を選び、投票の結果で出品作品が決まり、選んだ理由や感想などを添えて展示しました。展覧会では、お寄せいただいた感想に対して、共感したり新たな見方に気付いたりでき、作品を通じて見知らぬ鑑賞者同士の交流が図れる機会となりました。
 10年後となる今年(2021年)は開館40周年を迎え、再び「あなたが選ぶ桑山美術館ベスト30」を開催する予定でしたが、昨年開催した展覧会が緊急事態宣言により臨時休館し、再開することなく翌年に延期を決定。そのため今年は昨年中断した「墨色との語らい」を開催し、来年に向けての投票をお願いすることとなりました。
 前回はご来館された方限定の投票でしたが、今回は多くの方々にもご参加していただきたたく、以下の一覧表から、軸装作品1点額装作品1点を選び、選んだ理由を添え、メールフォームにて投票をお願いします。
 また展覧会関連企画として「あなたが語る好きな作品」も実施予定です。好きな理由や作品の魅力などを直接語り掛けてみませんか?ご参加の可否についても投票の際にお知らせください。

(2022年の6月の土曜および日曜日に開催予定)


 ご住所・ご氏名を記入いただいた方の中から抽選で、所蔵品図録『桑山美術館所蔵品選』、およびポストカード5枚組、10枚組,、全種類などを送付いたします。
(発送以外の目的でご連絡先の使用はありません)


軸装作品・1階展示室 (作品名のクリックで画像が表示されますが、著作権の関係で一部のみとなります
作品名 作者 制作年 見どころなど
小 春 速水御舟 1910年 御舟が展覧会に初出品、初入選の作品。落款は初期の「禾湖」
霊峰春色 横山大観 1943年頃 装飾的な桜と対照的に墨で描かれた富士からは大観の気概を感じる
老 松 竹内栖鳳 1939年 栖鳳晩年の作ながら、密集した松の葉に生気が宿り力強さに満ちる
西 瓜 徳岡神泉 1940年頃 西瓜畑の情景が神泉の深い内観により、幻想的に表現される
月下狸之図 橋本関雪 1935年頃 月明かりの下、水面を凝視する狸の緊張感が伝わる
奥村土牛 1958年頃 清澄な画面には、開花した蓮と花托に羽を休める燕が一羽
蜆 子(けんす) 下村観山 1921年頃 禅機図で描かれる蜆子和尚が横画面で近代的で生き生きと表現
北辺喜信・南里瑞信 岩橋英遠 1963年 丹頂鶴と真鶴が時空を超えて見つめ合う、一羽ずつ描かれた一双
手毬つき 上村松園 1943年頃 小品ながら、裾の乱れも気にせず真剣に毬をつく無邪気さが愛らしい
10 秋の錦 鏑木清方 1948年 婦女遊楽図を思わせる装束だが、繊細で美しい女性が描かれる
11 花王図 川端龍子 1948年頃 大輪の牡丹が咲き誇り、余白が少なく存在感を主張する迫力が
12 福田平八郎 1955年頃 装飾と写実が調和したデフォルメを加えない2匹の鮎が画面中央に
13 暁 霧 菱田春草 1902年頃 山を背後に水面を進む小舟。朦朧体は朝もやに煙る景色に効果的
14 竹 筏 近藤浩一路 西洋画から出発した作者ならではの水墨画は印象派を思わせる
15 嶋之春 川合玉堂 1937年 海と山に囲まれた集落に春が訪れた風景が広がり、郷愁を誘う
16 矜羯羅(こんがら) 安田靫彦 1921年 不動明王の使者である矜羯羅童子が火焔に包まれ一心に念ずる
17 春 風 上村松園 1940年頃 島田髷に跳ね上がる髱(たぼ)の髪型の女性の視線には黄色の蝶
18 兎道積雪 冨田溪仙 宇治川の急流が画面上から展開し、奔放な筆致で躍動感にあふれる
19 花 晨 児玉希望 木々に覆われた前景から村落での暮らしが垣間見え、師・玉堂に共通
20 重陽菊酒 菊池契月 淡い色彩と薄墨の伸びやかな線で、気品ある十二単衣の平安美人
21 寒牡丹 木村武山 1羽の鳥が藁囲いに止まると、雪の中からピンクの寒牡丹が現れる
22 月下歌吟図 上村松園 1910年頃 落款から松園30代頃の作と思われ、輪郭線の太さや表情に注目を
23 若竹と子雀 入江波光 1945年頃 薄墨を用いて一直線に伸びる筍としなやかに下垂する枝が対比する
24 嵐峡春雪 宇田荻邨 1955年頃 嵐山の雪景色も松の枝はは緑がのぞき、飛び交う鳥の姿に春を感じる
25 雷 神 今村柴紅 1910年頃 俵屋宗達に私淑した柴紅が「風人雷神図」からの着想で描く雷神
26 水墨山水 竹内栖鳳 1934年 茨城県潮来の水郷風景を描き、墨のにじみで湿潤な大気を表現
27 松山懸瀑図 川合玉堂 1928年頃 四条派を思わせる硬質な筆遣いで、人影のない峻厳で悠久な風景
28 春園美人図 上村松園 蝶を見上げる立ち姿の美人は武家の奥方か、浮世絵を思わせる
29 花 兎 堂本印象 左を向く白兎と右を向く黒兎。濃彩で装飾性に富むが静謐さに満ちる
30 崖上双猿図 橋本関雪 1938年頃 晩年、動物画に新境地を示した関雪だが、本作では親子の情愛が表現

額装作品・2階展示室
作品名 作者 制作年 見どころなど
春 暖 前田青邨 1973年 満開の枝垂れ梅と、金を透かした群青色の水面に群れる水鳥
被 物(かずけもの) 前田青邨 1974年 甲冑に精通した青邨が主君から行賞として疋絹を賜る若武者を描く
加山又造 1975年頃 金地に墨を刷いた画面に、爪先で鳥の羽を押さえるシャム猫
洋 梨 山口蓬春 1959年 三彩皿に盛られた洋梨は多角的な視点で描かれ独自の空間を表現
鏡獅子 伊東深水 手獅子を持つ女性に獅子の精が乗り移る歌舞伎の演目をもとに描く
積 雪 伊東深水 1949年頃  雪の中、和傘を閉じようとする女性の黒い羽織に傘の朱色が冴える
閑 庭 牧 進 1981年 池の水面には青楓が映り、密集した葉陰から真鯉がゆったり姿を現す
杉山 寧 1969年 自然描写がない空間に2匹の鯉が浮遊する表現は、幻想的で装飾的
秋 汀 上村淳之 1985年 過酷な旅をする渡り鳥への感動が銀彩を用いて格調高く表現される
10 寿の舞 橋本明治 1980年 扇を手に舞う女性は独特の強い輪郭線とや鮮明な色彩でシャープに表現
11 講堂趾の春 吉田善彦 1968年 東大寺講堂趾から大仏殿を描く光景は、霧に包まれたような独特の画面
12 牡丹華 川端龍子 1937年 青龍社展で大作を発した時期ながら、付立やたらしこみで穏やかに表現
13 日の出 横山大観 1901年 落款から朦朧体の時期の制作と分かり、さざ波の揺らぎに朝陽が差す
14 白い花 小倉遊亀 1988年 古代土器を思わせる花入に八重咲のクチナシとナデシコ、93歳の作
15 狗児戯華図 川端龍子 愛犬が大輪の薔薇の茎をくわえてポーズをとる姿は健気で愛らしい
16 老松 (油彩) 鬼頭鍋三郎 1969年 舞妓が老松の茶器を手にする姿で、着物や帯の質感は油彩画ならでは
17 薔薇図 (油彩) 梅原龍三郎 1971年 83歳の作も意欲的で縦長の画面に軽快な筆致と量感あふれる表現
18 椿   (油彩) 中川一政 1970年頃 黄色のマジョリカ壺と開花した赤い椿が3枝、背景は青のコントラスト
19 (にしん)(油彩 林 武 1953年 白い皿に干物のニシンが干物質感を見事に表現し匂いまでも伝わるよう
20 牡丹 (油彩) 杉本健吉 素早いタッチながら赤絵の壺に活けた白、紫の牡丹は気品に満ちる

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